プロレスの魅力について語ります

最近、プ女子っていう言葉ができるくらいプロレスの人気がでてきました。

今人気なのは特に新日本プロレスという団体なんですが、過去最高の売上になっているようです。

これはこれまでのプロレス界の中で過去最高といえる魅力的な選手達の活躍のおかげと言っていいと思います。

確かにイケメン選手も増えましたし、派手な技やスピード感も凄いです。見てるだけで楽しめる要素も多く人気が出るのも当然だと思います。昨日のケニーオメガ選手の様な派手なプレイスタイルだけではなく、対戦相手だったパワフルで昔ながらのストロングスタイルに徹し、多くを語らない所がカッコいい石井選手、完全にキャラに走ってる選手等それぞれ応援したくなる魅力があります。

今の新日本プロレスからプロレスを見だした人は、抵抗なくプロレスを好きになれる環境だと思います。僕の周りでもプロレス好きが増えてきてプロレストークもよくします。

 

ただ、プロレスは八百長だから興味ないっていう方も昔からいます。他にもプロレスはおっさんくさい印象があったりしますが、今はおっさん臭さもほとんどないと思います。個人差はあると思いますが。

 

今回は、この八百長ということに対して書こうと思います。

 

結論からいうと、個人の見解ではありますが、八百長というかストーリーや場合によっては勝敗を含めた演出はあります。(誤解のないようにしときたいのですが、勝敗を含めてというのは、通常の試合や大会のことではありません。見てる人も演出とわかるような試合がたまにあるという程度です)が、八百長という言葉で表現するのは違うと思います。

 

プロレスを見てて、本当は痛くないのに大げさに痛がってるとか、わざと技を食らってるように見えるから八百長と言う人もいるんだと思います。あとは、演出の度が大きい試合や、選手もいます。

前に流行ったK−1とか、総合格闘技なんかのガチンコ系では試合内容でそういう部分はあまりないですよね。

 

一つ理解して頂きたいのは、プロレスは他の格闘技と比べてショーの部分が大きいです。これが本気でやってないとかの誤解を生む原因になっているんじゃないかと思います。ショーと書くとマイナスな印象を与えそうですが、僕が伝いたいのはそうではありません。

たしかにそんなに効いてない蹴りで大げさなリアクションはあります。まぁ全然痛くないはずはないのでしょうがないのでしょうが、その部分だけは個人的にショーとはいえプロレスに必要ないのかな~と思います。

 

もう一つ誤解されそうな点として、プロレスの技、特に大技は、相手が受けてくれないとかからないものが多いです。もちろん相手が避けたり返したりする体力がなくなる終盤に出すのがセオリーですが、それでも大技が決まるのは相手の協力は不可欠だと思います。

 

僕が言いたいのはここからです(笑

考えてみてください。普通、大ダメージ確定の大技をわざわざ受けるでしょうか?

他の格闘技なら絶対受けようとしませんよね。これは自分が不利になるから当然です。下手したらそれで試合が決まってしまいます。

 

では、プロレスラーはなぜ受けるのか?

少し話が反れますが、大相撲の横綱は立ち合いの時、相手を正面からがっつり受け止める(よけずにぶつかり合う)そうです。僕の中でプロレスラーはこれに似ていて、相手の技を受けながらそれでも勝たないといけないという試合をしているんです。

何のためか?選手のプライドや相手に完全勝利するということもあると思いますが、それにより観客を楽しませるためということも大きいと思います。

当然体への負担はもの凄いでしょうし、そのためのトレーニング、受け身等の技術も相当必要だと思います。

僕はプロレスはショーの部分が大きいといいましたが、選手たちは大げさではなく命を懸けた本気のショーをしているんです。残念ながらその中で命を落とした人もいます。

プロレスは興行で全国を回ります。試合の間隔も短いです。当然体の痛み、疲労が取れてないでしょう。怪我も完治して試合に臨めることもないと思います。その中でたしかに試合内容は勝ち負けに拘ってないものもありますが、それは仕方ないと思います。その分、選手達は演出の方で観客を楽しませようとしてくれてます。

新日本Jrのレジェンド、獣神サンダーライガー選手がプロレスラーは超人だ。と良くいいますがその通りだと思います。これは自分のことを超人だと言っているのではなく、(本人ももちろん超人ですが。)プロレス界の大御所としてこういう努力をしている選手たちへの尊敬を表した言葉だと思います。

 

プロレスを八百長と思っている方へ、プロレスの凄さ、魅力が伝わってくれると嬉しいです。

 

 以上!(柴田勝頼風 復帰待ってます!)